無塩微酸性電解水WAVEとは
WAVE(ウォーブ)とは
WAVE(ウォーブ)は 無塩微酸性電解水(食品添加物)であり次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)とは異なります。
次亜塩素酸水の定義
塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸(HClO)を主成分とする水溶液である。本品には、強酸性次亜塩素酸水、弱酸性次亜塩素酸水、および微酸性次亜塩素酸水があります。
次亜塩素酸水は、食品加工等の分野において洗浄・消毒用途などで使用される食品添加物(殺菌料)である。 次亜塩素酸ナトリウムとは異なるものです。
次亜塩素酸水 | 次亜塩素酸水ではない | |||||
無塩微酸性電解水 (WAVE) |
弱酸性電解水 | 強酸性電解水 | 次亜塩素酸 ソーダ水溶液 |
電解次亜塩水 | 混合水 | |
pH | 5~6.5 | 2.7~5 | 2.7 | 8以上 | 8~9以上 | 6~7.5以上 |
有効塩素濃度 | 10~80ppm | 20~60ppm | 20~60ppm | 10~200ppm | 10~200ppm | 50~200ppm |
安定性 | 次亜塩素酸を98%含有し化学的に安定。遮光容噐で1年以上は保存が可能(塩化ナトリウムを含まない原液の場合) | 不安定であり使用場所での調整が原則。タンク貯留や配管による輸送では使用の都度または連続的に有効塩素濃度確認が必要 | 不安定であり使用場所での調整が原則。タンク貯留や配管による輸送では使用の都度または連続的に有効塩素濃度確認が必要 | 化学的に不安定で髙温、紫外線で分解し塩素酸が増加。基準値0.6mg/L以下、薬品基準0.4mg/L以下に対して7.2mg/L程度混在 | 不安定であり、使用場所での調整が原則。タンク貯留や配管による輸送では使用の都度または連続的に有効塩素濃度確認が必須 | 化学的に不安定で高温、紫外線で分解し長期間保存するとphが酸性になる。塩素酸含有量が高く基準値以上のものがある |
主殺菌 物質 |
遊離次亜塩素酸 | 遊離次亜塩素酸 | 遊離次亜塩素酸 | 遊離次亜塩素酸含有比率が低い | 遊離次亜塩素酸含有比率が低い | 遊離次亜塩素酸 |
殺菌力 | 細薗、真薗、ウイルスに有効。芽胞菌は45ppm以上で有効。マウス丿ロウイルスにも有効 | 細薗、真薗、ウイルスに有効。マウス丿ロウイルスにも有効 | 細薗、真薗、ウイルスに有効。マウス丿ロウイルスにも有効 | 細菌・芽胞菌に対する効果は低い。マウスノロウイルスに有効 | 芽胞菌の効果は期待できない | 細菌・真菌・ウイルスに有効 |
金属 影響 |
ステンレス材料に影響は小さい。真鍮はやや変色、アルミは白色点発生、鉄は水道水より若干錆び | 微量の塩素ガスを発生しやすく乾燥によって塩が濃縮されることで腐食しやすい | 塩素ガスを発生しやすく乾燥によって塩が濃縮されることで腐食しやすい | 次亜塩素酸ソードに含まれるNaClにより長期的に腐食する | 塩が濃縮されるこでかなり腐食しやすい | 次亜塩素酸ソーダを使用するため科学的に不安定でphが酸性になり長期使用による腐食性がある |
危険性 | ほとんどない。パイトン以外のゴムを使用すると膨潤する場合がる。膨潤製コンタクトレンズは変更を起こす場合がある | Phが3.5以下で使用する場合、塩素ガスが発生する | 貯留タンクのヘッドスペースに塩素ガスが溜まるので、なんらかの対策が必要。使用時の発生に対しても換気等の対策が必要 | 200ppm程度で使用するこが多いため環境や人に対する影響が大きい。手荒れ、排水処理が必要。酸の混入により塩素ガスを生成して危険 | 高濃度で使用すると左と同じ | 混合比率を間違えると塩素ガスを発生する |
トリハロメタン | 生成しない | 生成しにくい | 生成しにくい | 有機物と接触すると生成する | 有機物と接触すると生成する | 生成しにくい |
臭素酸 | 生成しない | 精製塩をしようすれば精製しない | 精製塩をしようすれば精製しない | 基準値0.01mg/L以下にたいし8倍混入している場合がある | 精製塩を使用すれば生成しない | 基準値0.01mg/L以下に対して7倍高い市販品あり |
原料 | 希釈塩酸 | 塩化ナトリウム 水溶液 |
塩化ナトリウム 水溶液 |
次亜塩素酸 ソーダ |
塩化ナトリウム 水溶液 |
次亜塩素酸 ソーダに 酸・水混合 |
法的 期用 |
食品添加物 2002年6月 |
食品添加物 2012年4月 |
食品添加物 2002年6月 |
食品添加物 1950年4月 |
次亜塩素酸 ソーダと同等 1999年6月 |
食品添加物外 |
その他 | 残留性がなく噴霧使用により感染予防などが可能 | 使用後乾燥すると食塩残留 | 使用後乾燥すると食塩残留 | 使用後乾燥すると食塩残留 | 使用後乾燥すると食塩残留 | 使用後乾燥すると食塩残留 |
厚生労働省の認可
官報 第3378号厚生労働省令第75号・告示第212号2002年6月10日
弱酸性次亜塩素酸水: 食安発0426第1号2012年4月26日
無塩微酸性電解水は水そのものが流通するのではなく、生成装置が流通する。そのため、成分規格に適合する次亜塩素酸水が生成されることを担保するため、生成装置の規格(電解物質、隔膜等)が厳しく定められています。(厚生労働省医薬局食品保健部基準課 酸性電解水に関するパブリックコメント平成14年4月)
弱酸性次亜塩素酸水: 食安発0426第1号2012年4月26日
無塩微酸性電解水は水そのものが流通するのではなく、生成装置が流通する。そのため、成分規格に適合する次亜塩素酸水が生成されることを担保するため、生成装置の規格(電解物質、隔膜等)が厳しく定められています。(厚生労働省医薬局食品保健部基準課 酸性電解水に関するパブリックコメント平成14年4月)
無塩微酸性電解水って安全なの?
急性毒性、反復投与毒性、遺伝毒性、皮膚累積刺激性試験、眼刺激性試験などの試験の結果、異常がないことが確認されています。※『第8版食品添加物公定書解説書』より
無塩微酸性電解水の有効性
無塩微酸性電解水には、殺菌基盤となる次亜塩素酸(HClO)の他、過酸化水素(H2O2) やヒドロキシラジカル(OHラジカル)が存在します。次亜塩素酸水の広範な殺菌力の作用機序は、細胞膜やタンパク質、核酸に多面的に作用して酸化的に損傷を与えます。使い続けても耐性菌の出現がこれまで無く、今後もないと判断されています。
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WAVE(ウォーブ)のご使用方法
WAVE(ウォーブ)のご使用上の注意
■うがい時、誤飲してしまった場合
特に問題ございません。
■超音波式加湿器を使用時の注意
超音波式加湿器(タンク・フィルター等)を取扱説明書に従い、こまめに清掃を行ってください。清掃を怠ると、カビなどの発生につながります。
■その他の使用上の注意
・汚れ(タンパク質や油分など有機物)が付着している場合、有効成分消費され、目的の殺菌効果が得られません。あらかじめ十分に汚れを落として下さい。
・直射日光を避け、高温のところに置かない
・有機物と反応し易い為、密栓して保管
・直射日光を避け、高温のところに置かない
・有機物と反応し易い為、密栓して保管